オフィスカジュアルで出勤してくださいと言われたら?【IT業界】
プログラマ歴4年半、これまでに7つの職場で勤務してきたアラサー女の通勤服のお話です。
オフィスカジュアルとは
デスクワークの日に職場に着ていく服装を指します。
常駐する企業の正社員や、同じ立場で仕事する仲間、すれ違った他の企業の社員に見られても恥ずかしくない、不快にさせない格好が望まれます。
前提
わたしの勤務環境を説明しておきます。
- 関東地方以外の大都市圏の一つ
- 大手企業に常駐して働くスタイルが多め
基本的な認識
服装
華美な服は避けて、清潔感のあるものを選びます。
たとえばインフラ系の職場など大きな物を動かすことが想定される場合は、カラダにフィットした動きやすい服装が好まれる傾向でした。
ふわふわと風に揺れてなにかにひっかかるような素材だと、仕事に支障をきたします。
工場内の情シス部門だと安全面から注意を受ける場合もあります。
また上下の丈が足りておらず、しゃがんだ拍子に背中やおしりの割れ目が見えてしまう組み合わせは、男性社員が目のやり場に全力で困っていました😓
同じ理由で露出度の高いショートパンツやミニスカートも避けましょう。
シャイな理系男子に気を使える服装のほうが、仕事も進めやすいです。
どの職場においてもジャケットは必須ではありませんでした。室温調整用に羽織る程度です。
「選ぶのが面倒」という理由で、毎日スーツを着て出勤している女性もいました。その辺の選択は自由です。
また男性も私服で出勤するような職場であれば、Tシャツやデニムも選択肢に入れて出勤しています。
こういう職場がもっと増えてほしい!!!
靴
職場によってNGと言われるものが変わります。
工場系はたとえ内勤でも、転倒したら労災事例として全社員に紹介されてしまう可能性があります。
スニーカーやフラットパンプスが推奨です。
一方でデスクワーク中心の大手メーカー子会社のSIerではスニーカーで出勤したところ、女性陣から嫌な顔をされてしまいました。
3cm以内程度の低めのヒール、もしくはフラットパンプスが常識という職場もあります。
いまは男性社員も私服で出勤する職場なのですが、スニーカー・サンダル・ブーティをはいて仕事していても、なにも言われてません✌️(逆に怖い。)
ピアスやアクセサリー
そもそもつけてくる人が少ないです。服装規定というより、朝そんな時間がないのでつけてこないだけです。
耳より大きなピアスをつけている人もいました。注意されているのを見たことはありませんが、仕事中にはふさわしくない見た目だと感じました。
せっかくつけていくなら、品のあるアクセサリーを選ぶことをオススメします。
メイク
これは注意されたこともなければ、注意されているのを見たこともないです。
カラコンつけまONの状態じゃないと外を歩けない人もいるので、口出しできない部分です。
ブラウン以外のアイシャドウもアリです。(ただし似合っている場合に限る。)
初日の新卒新入社員以外は、気にせず普段どおりの顔で行けばいいと思います。
ネイル
一応、肌なじみのいい色にしてます。 ピンク・ベージュ・茶色・グレー・紫までやってみましたが、いまのところお咎めなしです。
お茶出しする可能性があれば、親指だけ薄いピンクやベージュにしておくのも安全だと思います。
髪色
これは他人から見てわかりやすいので、職場の雰囲気を見極めてから調整するのがおすすめです。
わたしは一年中明るい茶髪です。ブリーチ1回の茶色・黄色でも、なにも言われない職場もあります。
以前いた職場では女性の先輩から髪色が明るいと指摘されました。
…わたしの送別会で。いや、この飲み会をもっていなくなるんだが?
注意された点
服装
プログラマとして働き始めて数ヶ月のある日、突然プロジェクトリーダーに個室に呼び出されました。
なんでも前の週に着てきたロングカーディガンについていたフードと、別の日に羽織っていたデニムがオフィスカジュアルにふさわしくないんだと。
所属するグループには女性がおらず、常駐する大手メーカーの社員さんはパーカーにデニムの人もいるので理不尽に感じつつ、半泣きになりながら自席に戻りました。
それとデニムジャンパーなど羽織って出勤した覚えがなかったのですが、青いシャツを羽織って出勤した記憶はあります。
女性の服装なんてよくわからない中で指摘しなくてはいけない立場になる人もいる、ということをその時に理解しました。
靴
インフラ系の職場だったので、サーバールームのグラスファイバーを誤って踏みつけないようスニーカーを選択したのですが、職場の風土として女性はパンプスか3cm程度までのヒールで作業するものだったようです。
インフラって重いもの運ぶからカラダ動かす職場のはずですよねー😡
番外編
ニットオンニットで出勤したところ、女性の先輩に笑われてしまいました。これは組み合わせが悪かったんだと。
わたしのファッションセンスが皆無だったようです。
ドン引きした事例
派遣エンジニアには「顔合わせ会」というものが存在します。
派遣法で事前に面談および面接をして人を決めてはいけないとされているのですが、「事業所訪問」などの形を取って受け入れ先の責任者と派遣エンジニアが話す機会が設けられることが多いです。
わたしも次の派遣先である大手メーカーの派遣先責任者と面談するため、ビルの待ち合わせ用の椅子に腰掛けていました。
しかしやってきた営業の女性の服装は、鮮やかなピンクのカーディガンに同系色のスカートのセットアップ。
林家ぺー・パー子師匠が見たら、喜んで並んで写真を撮るレベルの鮮やかさ!
営業さんの常識は少し違うのでしょうか?わたしは黒のリクルートスーツだったので、隣にいるのが恥ずかしいってこういうことなんだな、と思いました。
また「今日はお客さんに会わないから。」と言って原色紫のニットに、羽ばたけそうなほどの密度のつけまつげで面談をされたこともあります。
水商売ではなく、プログラミングの仕事の面談です。
自分の年齢と公私を考えたうえで、派手な化粧と服装は休日に楽しんでください。
自分にあった服装で出勤しよう
仕事に関係のない服装や身だしなみでギャーギャー文句言われることほど、迷惑でモチベーションが下がることはありません。
なんたって正解がない問題なので。
たぶんこの記事をここまで読んでいる人は、慎重に通勤服を選ぼうとしているはず。
あまり気を使いすぎず、彩りがある職場の方が仕事も楽しくなるととらえて、自分に似合う服装で出勤してやりましょう😏💭
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Webアプリケーションのプログラマ(フロントエンドエンジニア) Angular(TypeScript) / Next.js / Cypress を主に使用。
前職はピアノ技術者(調律師)。2017年からブログ「trog」を運営。
あざらしと音楽が好き。
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