服用歴7年のアラサー女が考えるピルとの関係

雑記
2020/12/31
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26歳アラサー女です。社会人になった19歳から現在まで低用量ピルを飲んで生活しています。

ずいぶん長くなってきましたので、これまでの生活を振り返ってみます。

なお筆者は薬剤のプロではありません。あくまで個人の感想です。

ピルとは

先にOC(oral contraceptives)の解説から。日本語では経口避妊薬と言います。

避妊だけでなく、生理不順や月経困難症の改善も期待できます。

最初に受診したときに伝える「ピルを飲む目的」によって処方されるピルは変わります。

避妊が主な目的の場合はOC、自由診療で10割負担となります。

月経困難症の改善が主な目的の場合は別の薬が処方されます。こちらは保険が効いて3割負担になる病院もあるらしいです。

初見では違いがわかりづらくなっています。
風邪で受診するのとは違いますので、お医者さんには「ピルを服用する目的」をきちんと伝えることが大切です。

ちゃんと知りたいひとは、詳しい人が書いた記事を読んでください。
低用量ピルの効果は避妊だけじゃない!生理痛・生理不順・過多月経・ニキビにも効果があるの?詳しい効能について、医師が解説します。 | CLINIC FOR

薬歴

  • 服用開始~3シート:アンジュ28(三相式)
  • 4シート~3年:マーベロン28(一相式)
  • 4年目~現在:トリキュラー28(三相式)


服用開始以前の様子

一ヶ月に一回は確実に生理がきていました。

毎月量が多く、2~3ヶ月に一度はしゃがみこんで動けなくなる程度に生理痛が辛い月がありました。

インドア派ですので、激しいスポーツの趣味もありません。辛いときは積極的に休息を取っていました。

月経困難症と診断されていましたが、お医者さんには避妊を主な目的にすると伝えました。

経済的に自立したら、自分の体は自分で守ろうとずっと決めていました。(決して意識が高いわけではないんですよ、お察しください。)

服用してからの体調

アンジュ

薬代だけは1シート4000円ほど。
半年に一度血液検査が必要な病院で、検査に6000円ほど取られていた気がします。

わたしの社会人一年目なんて失敗ばかりで、最初から人間関係が最悪でした。

2シート目の半ばあたりの時期です。四六時中吐き気が止まらなくなり、昼ごはんはウイダーinゼリー2つ流し込むのがやっと。

内科でバリウムを飲んで胃の検査をしましたが、異常は見つかりませんでした。


マーベロン

放置すれば病んでいく一方ですので、吐き気をどうにかしなくてはいけません。

職場のストレスへの対処はもちろんですが、先にピルをどうにかすることにしました。

婦人科へ相談に行き一相式のマーベロンに変えてもらいました。一相式とは、1シートのうち21日分すべてホルモン量が一定な低用量ピルです。最後の7日間はプラセボ錠です。

これで吐き気はなくなり、食欲も戻りました。
1シート3600円ほどだったと思います。

職場のストレスも無くなりました。転職したので☺️

トリキュラー

服用開始から3年が経ち結婚を機に実家を離れ、受診する病院も変更。

環境の変化に対応できなかったのか制御できないほどにイライラしたので、ピルを変えてみることにしました。

トリキュラーに変えてからはマシになった気がします。(※個人の感想です。)

いま振り返ると新婚とは忙しいものだし、憤るのも致し方なかったと思います。

まあでも調子がいいので現在もトリキュラーを飲んでいます。


診療時間短縮

昨今の事情を鑑みて最寄りの婦人科では大幅に診療時間が短縮されました。

派遣の時給を削ってまで受診できる時間ではなくなったため、別の病院を受診しようとあちこち調べましたが、クチコミを見るとどうにも受診する気が起きません。

予約が一ヶ月待ちだとか、先生が診察中ポケGOをしてるとか。 (一歩も動かないよね?意味あるのか?)

わたしはピルをもらいにいくだけの客ですので妊娠さんと比べればかなり優先度は低いです。

わざわざ人のいる場所へ赴く必要もないので、オンライン処方してもらえるサイトから買うことにしました。

最近は一年に一度は、会社の健康診断を受けないと怒られるので「ピルを飲む人は血液検査や血圧をしましょう」の条件はクリアでしょう。

本当は子供がいないうちにかかりつけの婦人科を見つけたかったですね。

いままで通っていた最寄りの婦人科では、診察中にお医者様から、全く関係の無いリコールへの署名を求められました。

変な人ばっかり。現実は厳しいですね。

避妊する自由

ピルについて説明するページではそこそこの確率で「バースコントロール」という単語を目にします。

女性が自分らしい人生を送るために妊娠・出産のタイミングを自発的に選択すること、らしいです。

そのために必要とされるOCは10割負担です。

現代社会を生きる女性が学業を修めて、働いて仕事上のキャリアを積んで、程よいタイミングで子供を授かる自由というのは、保険が効かず自由診療なんですって。

ただでさえハードルが高いのに萎えます。




男女が平等である必要はないと考えています、だって物理的に不可能ですから。

自由と平等の完全な両立はできません。どちらか一方を選べと言うなら、わたしは自由が欲しいですね。

女性が働くこと自体が特別でなくなったのなら、女性が働く期間を計画することも特別でなくなれば楽になると思うんです。

とくになにかの団体の意見に賛同する、とかはないですし、あくまで個人の意見ですが。

OCが目先の避妊だけに使える道具ではないことが、男性にも女性にも認知される時代が来ることを願っています。

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